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画像生成AIを羊毛フェルトに活用してみた!

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ここ数年のAIの著しい発展により、専門知識が無くてもだれでも無料で画像を生成できる時代になりました。面白い時代ですね!

せっかくなので、この画像生成AIを羊毛フェルトに活かしてみたいと考えました。

画像生成AIをどうやって活用するの???

忙しい人向けのまとめ

Points

・デザインのインスピレーション
・完成後ビジョンをイメージ
・表現方法発見

使用するAIモデル

数あるAIモデルの中でも有名な「ChatGPT」「Microsoft Copilot」「Grok」「Gemini」を使用しました。いずれも無料プラン内で使用します。

画像生成してみた

プロンプト(指示)は、

羊毛フェルトで作られた蛇の画像を生成して。

としました。生成した結果は以下です。

ChatGPT(チャットジーピーティー)

ChatGPTで生成された、羊毛フェルトで作られた蛇の画像

ちゃんと生成されました。数年前までは考えられないほどの技術の進歩です。
生成された作品は表面が毛羽立っており、羊毛フェルトの質感がしっかりと捉えられています。刺したというより、巻いた感じに近いです。目は差し目でしょうか。かわいい感じの蛇になりました。
背景に羊毛フェルトの道具は無いですが、羊毛や毛糸らしきものがあり、雰囲気は伝わります。

Microsoft Copilot(マイクロソフト コパイロット)

Copilotで生成された、羊毛フェルトで作られた蛇の画像

民族衣装を彷彿とさせる独創的な柄が特徴的で目を引きます。人間では、蛇にこの柄を起用しようとはなかなか思いつきません。羊毛の質感もしっかり表現されています。
よく見ると外側の胴体はドーナツ状になっていて、蛇っぽい何かになっています。蛇という概念から外れてデザインしているのは面白いです。
相変わらず背景には、羊毛フェルトとは関係が遠い道具が散らばっています。

Grok(グロック)

一度で4枚生成されました。ChatGPTやCopilotで生成された蛇よりもリアルな蛇になりました。特に顔がリアルです。羊毛の質感もリアルに表現されていて、しっかり見なければ実際に作ったと言われても信じてしまいそうです。
右上の蛇の柄は「網目状の羊毛を被せてニードルで軽く刺した」ように見えます。
背景は机や芝生になっていて、「ワードに関連する画像」を生成したのではなく「作品としての蛇」を生成しているのも個人的にポイントが高いです。

Gemini(ジェミニ)

Geminiで生成された、羊毛フェルトで作られた蛇の画像1

そろそろ言うことが無くなってきました。
胴体の柄として糸を使っているのが特徴です。緑色の胴体は混色になっていて深みがあります。リアルとフェイクの中間ぐらいの作品で、これも作ったと言われても信じてしまいそうです。

羊毛フェルトへの活用方法

この生成された画像から考えられる羊毛フェルトへの活用方法を検討します。

デザインのインスピレーション

Copilotで生成された蛇のように、人間ではなかなか思いつかないデザインパターンや配色を提供してくれるため、新しいデザインのインスピレーションが生まれます。

完成後ビジョンをイメージ

制作を始める前に最終的な作品のイメージを掴むことができ、必要な調整を事前に行うことができます。羊毛フェルトの修正には労力と時間が掛かるので、完成間近で期待と異なる結果になるリスクを低減できます。

表現方法を発見

柄やデザインをどのようにして羊毛フェルトで表現するのかヒントを得ることができます。今回の例でいうと、羊毛を巻く、網目上の羊毛を被せる、糸で縫うといったところでしょうか。そして、これらの表現方法は実際に試してみないと分からないため、画像で事前にどんな感じになるか見られるのは嬉しいです。

終わりに

一昔前まではAIによる画像生成には専門知識が必要でしたが、今では誰でも無料で画像生成AIを楽しむことができ、羊毛フェルトの分野でも活用することができます。このように役立つ反面、実物を作っていないのに自作発言などの悪用も考えられます。あくまでもAIは人のサポートということを忘れないようにしたいです。

今回は以上です。
楽しい羊毛ライフを!

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