「ニードルって何種類もあるけど、何が違うの?」
「レギュラー針だけで十分?」
羊毛フェルトを始めると、このような疑問を持つ方は多いと思います。
実は、ニードルは用途によって使い分けることで、作業効率や作品の完成度が大きく変わります。
この記事では、ニードルの仕組みから種類ごとの特徴、実際の使い分けを紹介します。
- レギュラー針は最初の一本としておすすめ
- 仕上げ針は表面をきれいに整えるのが得意
- スピード針は素早く固めたり、くぼみを付けたりするときに便利
- 太針は芯材(ニードルわたわた)の成形に向いている
- 用途に合わせて使い分けることで、作業効率が向上する

使ってみると全然違うよ!
初心者はどのニードルを買えばいい?
最初の1本なら、レギュラー針がおすすめです。
羊毛を固める工程から色付けまで幅広く使えるため、まずはレギュラー針だけでも十分作品を作れます。
ニードルにはさまざまな種類がありますが、今回は種類が豊富なクロバーのフェルトパンチャー用ニードルを例に、それぞれの特徴や使い分けを紹介します。
作品作りに慣れてきたら、以下のように少しづつ増やしていくのがおすすめです。
| ニードル | 主な用途 |
|---|---|
| レギュラー針 | 基本作業全般 |
| 仕上げ針 | 表面を滑らかに整える |
| スピード針 | 素早く固める・くぼみを付ける |
| 太針 | 芯材を素早く固める |
ニードルはどうして羊毛が固まるの?

ニードルの先端や側面には、「バーブ」と呼ばれる小さな返しがあります。
ニードルを羊毛に刺すと、このバーブが羊毛の繊維を引っ掛けて奥へ押し込みます。
この動作を繰り返すことで、繊維同士が絡み合い、羊毛が少しずつ固くなります。
バーブの位置・数・深さによって、それぞれのニードルの特徴が変わります。
主なニードルの種類
現在、代表的なニードルは主にハマナカとクロバーから販売されています。
| メーカー | 商品名 | 用途 |
|---|---|---|
| ハマナカ | レギュラー | 基本作業 |
| ハマナカ | 極細 | 表面仕上げ |
| クロバー | レギュラー | 基本作業 |
| クロバー | 仕上げ針 | 表面仕上げ |
| クロバー | スピード針 | 高速作業 |
| クロバー | 太針 | 芯材づくり |
今回は種類が豊富なクロバーを例に詳しく紹介します。
レギュラー針
フェルトパンチャー替針<レギュラー針> | 商品紹介 | クロバー株式会社
おすすめ度:★★★★★
最も標準的なニードルです。
バーブが広い範囲に配置されているため、
- 芯材を固める
- 羊毛を植毛する
- 色を付ける
など、多くの工程で活躍します。迷ったらまずはこの1本です。
▼クロバー(Clover) フェルトパンチャー替針レギュラー針 58-606
仕上げ針
フェルトパンチャー替針<仕上げ針> | クロバー公式オンラインショップ
おすすめ度:★★★★★
浅いバーブが先端付近に集中しています。そのため、
- 表面を滑らかにする
- 細かな模様を付ける
- 繊細な作業
に向いています。完成直前の仕上げ工程では欠かせないニードルです。
▼クロバー(Clover) フェルトパンチャー替針仕上げ針 58-609
スピード針
フェルトパンチャー替針<スピード針> | クロバー公式オンラインショップ
おすすめ度:★★★★☆
深いバーブが先端付近に集まっています。羊毛を深く押し込めるため、短時間で固められます。また、
- くぼみを付ける
- 顔の立体感を出す
といった造形にも便利です。
ただし、硬くなった羊毛に使うと折れやすいため注意しましょう。
▼クロバー(Clover) フェルトパンチャー替針スピード針 58-608
太針
フェルトパンチャー替針<太針> | クロバー公式オンラインショップ
おすすめ度:★★★★☆
深いバーブが広範囲に配置されています。
ニードルわたわたなどの芯材を素早く固めるのが得意です。
序盤の土台作りでは非常に便利ですが、細かな仕上げには向きません。
▼クロバー(Clover) フェルトパンチャー替針太針 58-607
使い分けまとめ

私見ですが、工程ごとにおけるニードルの使い分けはこんな感じです。序盤はレギュラー針か太針で芯材を固めます。スピード針でも芯材を作れますが、作品が硬くなるほど折れやすくなるため、初心者の方にはあまりおすすめしません。
芯材で形を作った後、レギュラー針や仕上げ針、スピード針などで色や模様を付けます。使いやすいニードルは人それぞれ異なるため、自分に合った組み合わせを見つけてみてください。
最後に仕上げ針で表面を滑らかにします。表面を滑らかにする工程は難しいので、別の記事で紹介したいと思います。
おわりに
実は、ニードルの種類はもっとあります。
用途に合わせてニードルを細かく使い分けることで、効率的に作業を進めることができたり、表現の幅が広がったり、表面をより滑らかに仕上げることができます。
私は一つの作品に対して、4~6種類のニードルを使い分けています。用途に合わせて使い分けることで、作業効率が上がるだけでなく、作品の完成度も高まります。
ニードルの種類はまだほかにもありますので、別の記事で詳しく紹介したいと思います。
今回は以上です。良い羊毛ライフを!



コメント